ドラマ「わたし、定時で帰ります」は見てません。

ドラマは、一週間の平日を
乗り切るのには、最適のアイテムです。
これが面白い3ヶ月間は、1週間が
早く過ぎてくれて、
「~曜日まではがんばる」という
プチご褒美(お金のかからない)があるからです。

さて、吉高由里子の「わたし、定時で帰ります」見ました。
視聴率に比べて、つまらない。
以下、ドラマの批判が続きます。
楽しみにしている方は、読まないでください。

小説が原作のこのドラマ、私は、小説見てません。
だから、もしかしたら原作は面白いのかもしれませんが、
ドラマについてのみ、書いて見ます。




一番、ひっかかっているのが、
吉高由里子のキャラ。
彼女の演技は嫌いじゃないですが、
ネット製作の会社に、彼女のキャラは合ってませんし、
30代全般のそこそこ中堅にあんなキャラはいません。
そこで現実離れしているドラマのつまづきがあります。
いえいえ、現実離れしている作品ならいいのです。
ですが、このドラマは、残業を推進している企業社会への
アンチテーゼなわけですから、現実離れしているキャラは不要なのです。

最適なのは、ガッキーかと思いますが、
彼女は、「獣になれない私たち」ですでに
同様の主人公をやってます。
ほか、誰がいいか、、、、
一人だけ候補がありました。
栄倉奈々です。
彼女は年齢設定も、キャラもあってます。
まだ赤ちゃんがいるので、
連ドラ主演はNGだったのかもしれませんが。

次に気になったのは、
毎日、主人公は、中華屋のハッピーアワーに出かけて、
ビールを飲み、さらに、
半同棲の彼氏がいる部屋に帰る。(もしくは後で彼氏が来る)
彼氏の仕事しているところを
見たことないのですが、
そんなにヒマなの?
カトゥーンファンのために
無理やり登場シーン作っているとも、
うがってみることができます。

もう、笑ってしまうような設定。
毎日、一人飲みするとか、
いきつけの食べ物屋があるとか、、、
連ドラのあの演出は本当にくだらない。
いくら定時であがっても
彼氏に会えるのはせいぜい週1か週2日でしょう。
平日の少しだけある夜の時間を
わずかにできることをやりくりしていかないと
ハードな職場では生きていけません。
逆に、週末を描かない不自然さ。
自己投資も、将来設計も何もしていない馬鹿女にしかみえない。

第2話では、育休明けの先輩女性の話しがテーマでしたが、
問題は、子供の保育園の送り迎えや、
病気になって、誰にも頼れないとか、
育児ノイローゼで夫婦喧嘩がはじまるとか、、、。
もっと現実的な困難があるわけで。
その中で、冷ややかに職場の連中から見られるという流れのほうが
はるかに自然なわけで。
頑張って空回りする流れにするほうがおかしい。
最後は、主人公のちょっとしたアイディアで
急に感動させるようなオチにするのも
安直です。

出ているのは、
いい俳優陣なんですよね。
カフカさんも演技がめっちゃ上手になっているし、
柄本時生や、江口のりこさんとか、、、いいのに。

本当にもったいないドラマです。




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