総務部という部署に配属

現在就業している派遣先の前は、
とある業種の会社のDX推進部という部署に
所属して派遣社員として勤務していました。

デジタルトランスフォーメーションとは、
今や、トレンドですから、
会社の中では最先端の業務をおこなう部署です。
ツールはいろんな最新のものを使い、
情報は、会社を横断して入ってくるような
非常にスピーディーで対応を要求される忙しい部署でした。
DXは、まだ日が浅い部門なので
当然、そこの社員も知恵を出し合いながら、
処理していかなければならないため、
所属しているプロパーも百選錬磨な人が多かったと思います。
残業はみなさんかなり遅くまで働いていました。
処理する量が恐ろしく多いのです。
そして少なくとも、他部署でお祓い箱となった使えない社員を抱え込むような部署ではありませんでした。

さて、現在の部署は、メーカー系システム会社の総務部になります。
私が選んだのは、賃金と、通勤のアクセスのしやすさだけです。
他はあまり考えてませんでした。
入ってびっくりしたのは、総務部は、どこの会社にもあるものですが、
非常に、「下に見られている」ということです。
私の職務は、
備品を購入したり、ソフトを購入したり、協力会社の契約書をとりまとめたりすることなので
当然、全部署の依頼などにもとづいて
連絡をとりあって動いていくのですが
全然リスペクトされないわけです。
その一つが、私が派遣社員ということもあるのですが(この派遣先企業が
どれだけプロパーのプライドが高いかを物語っています)それだけではありません。

そしてとある方と話していて、すべての謎が解けました。
それは、私がもし契約終了となったら、
どうなるかという話をしていたときです。
私「それは、新しい派遣をやとって、引き継ぐんですよね?」
とあるプロパー「そうではないです。どこかの部署からプロパーが異動となりやってきて、受け皿となるんです」
聴けば、私の入社以前は、ずっとプロパーだけで回していたそうです。
そしてたまたま今年度予算があまったので、私を雇うこととなったそうです。

さて、この問答の意味わかりますか?
勘のいい方はお気づきでしょう。





実は、プロパーで、精神的あるいは肉体的に病気などで使えなくなった人が、
会社を辞めさせるわけにもいかないので
この総務部の仕事を担わせて、しのぐということなのです。
言葉を悪くいえば、
ポンコツの墓場」なのです。

道理で、若いプロパーがいないはずです。
道理で、みんな暗い表情で仕事をしているはずです。
道理で、しくじりや、やらかしたミスが連発するはずです。
道理で、部署全体に「はきはきとした前向きな力」がないはずです。

つまり仕事へのモチベーションはないんです。
面白そうに仕事をやっている人がいないんです。

他業種での総務部はまた役割は違うのかもしれません。
ただ世の中には、こういう総務部も存在しています。

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