弁護士という職種 つづき グレーゾーンに群がる人種

私が弁護士という職種の人間を嫌悪しているのは、前回「弁護士という職種」
で書きました。
では、質問です。よくテレビやラジオで見かける
「過払い金の返還コマーシャル」や肝炎の給付金請求とかのコマーシャルって、
どう思いますか?
私はラジオのヘビーリスナーなので、
一時期、繰り返し連呼する「●●事務所」とか、
うっとうしく感じませんでしたか?




これは2007年ごろに、法律が改正されるまで、
グレーゾーン金利が設定されたことに
問題が起因します。
法律で決められた融資の利息は、
利息制限法と出資法という二つの基準があったため
あいまいな設定の利率をとっても
違法じゃなかったのです。

それで、民間融資(ノンバンクや信販会社のキャッシングなど)が
債務者から高めに利息をとり社会問題化します。
いわゆるサラ金破産者が続出していくわけです。
それが、法改正になってから、過去にさかのぼり
過払い金を返還請求できることになりました。

かの有名な弁護士の宇都宮さんなどは、
元々は、返済で困っていたり、債務整理や破産をする個人を救済するために活動してらっしゃったのですが
、、、皮肉なもので、グレーゾーン金利がなくなり
その恩恵を一番受けたのは、同業の
弁護士や司法書士という職種の人たちでした。
彼らは、成功報酬として、
返済金額の何パーセントとあらかじめ
報酬を決めてます。(いま、グーグル検索で調べてみても和解で上限20% 裁判で25%となっていました)
そのうえ、着手金や相談料までとられるところもあります。
違法な金利は、
その分を返還できても
それをまた、さらに支払う先が、弁護士や司法書士となったといったほうが正しいのかもしれません

どうして、私が詳しいかは、、、、
ノンバンク側で再計算するアルバイトをしてたからですw
つまり、司法書士や弁護士からの開示請求書類を
受け付けて、ツールなどで
再計算して過払い金を算定する側にいたからです。
受け付ける書類は、いつも同じ法律事務所、司法書士事務所からでした。

書類は、同じ手順ですから、
数をこなせば、同じように金額が返還されてきます。
だからこそ、債務者、元債務者をあおって、
過払い金の返還請求CMで繰り返し連呼していたというわけです。

かつてサラ金業者といわれる会社は、
どこの駅ビルに入ってましたが、
現在の日本社会では、細々と営業をしています。
メディアのコマーシャルもほとんどみなくなりました。
結局、、、
誰が得したのか、、、、
個人の債務者とは思えません。
全部の弁護士とはいいませんが、、、、、
とてもすっきりしない話です。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

google-site-verification=cAmJvaYZ7N7SHLT5STgn5jsRyetYgna2IE2fq1ZTbjU