多くの派遣会社では、
自前の健保組合ではなくて、
はけん健保という組合に自社の派遣社員の保険を委託しています。
大手の派遣会社では、リクルート以外ほとんどじゃないでしょうか。
ところが、最近私は知ったのですが、
その派遣健保が解散するそうです。
9月の臨時会で、正式決定との話ですが、
これだけメディアに報じられているのだから、
水面下ではもう決定事項と思われます。
50万人以上の加入者の移行先は、
全国健康保険協会といわれてます。
かつ、保険料は安くなるとのこと。
しかし、すごく疑問なんです、このニュース。
はけん健保は、毎年保険料が上がって、
酷く負担の重い健保組合なのに、
どうして運営が維持できないかということです。
例えば国の補助金がないとやりくりできないっていうけど、
派遣を推進した国がもっとお金だせばいいじゃないですか。
そのために、パソナさんには、
竹中平蔵という役員がいるんだと思うのですけどね。
なぜ、移行先が、中小企業を相手にした
健保組合なのか。
派遣社員は、労働組合がないから、
はけん健保がどういう財政で、健全に運営されていたかどうかも
よくわからないまま解散というのもスッキリしてません。
メディアによれば、年齢構成が高くて、
(要は医療費を必要としない若い世代の組合員が少ない)ということですが、
少し眉つばかなぁとも想います。
ただ、一方で、企業グループの派遣会社のほうが
こういうときは、圧倒的に羨ましいです。
例えば、リクルートグループ、
百貨店系や、自動車グループの派遣会社は全部、
親会社のグループ健保組合です。
保険料も安く、とても快適でした。
(年に一度の健康診断も快適なんです)
本当に、不思議なニュース。
誰も責任とらないんですから。