多くの勤めの人はもとより、
自営業の人でさえ、確定申告をやりたがらない方は
多いと思います。
その原因は、大量の領収書をまとめて、
申告書を作成するのが
煩雑だからだと思います。
でも、非正規の方は、
したほうがいいと私個人では思ってます。
20代の正社員時代には、
考えてもなかった心境の変化ですが、、、
そもそも、所得税って大目に
取られていること、ご存知ですか?
源泉徴収は、国が追加して不足分を
要求する事はほとんどなく、
多めに国民から徴収して、(国がたくさん取りすぎた分だけ)後で、還付させるという税システムなんですよ。
ほとんどの会社員は、年末調整したから
「もう不要」と思っていると思いますが、
控除の対象はもっと多いはずなんですよね。
そこで、少しだけ、この件、掘り下げて書いていきたいと思うのですが、
一番、私が重要視するのは、
医療費控除です。
少しだけ、計算式を書きますが、我慢してみててください。
例えば、年収300万円の方(会社員)がいて、
所得は、おおざっぱに計算すると192万円位になります。
(収入と所得とは違うんです)
192万円の5%の9.6万円が基準額となるのですが、
支払った医療費の合計額が9.6万円を超えた分が
そのまま控除額になります。
多くの人が、「9.6万円なんて、使ってない」というかもしれません。
でもですね、私の場合、鍼に毎月通っているのですが、
これはもうそのまま医療費扱いになります。
(国家資格なので、クイックマッサージとは違います)
例えば、一回5000円の鍼として、
毎月通えば、6万円が対象となりますので、
残り3.6万円になります。
耳鼻科や眼科、歯医者や皮膚科など定期的に通うだけでも
2~3万円はかかると思うのですが、、、
あるいは、怪我治療や風邪などで
ドラックストアで買った医療品のレシートがあれば、
それもそのまま医療費になります。
そういうのをまとめると、
結構いっている方もいると思うんですよね。
平成30年分の確定申告の手引きにある医療費について
画像を貼付しますので、参考にしてください。
健康診断や、美容目的の医療行為は
含まれません。
改めて、自分でお金の流れを知るためにも、
確定申告は重要だと思います。
会社ではなく、個人の決算ですからね。
※ 追記
ちなみに、現在、集計終わった私の平成30年分医療費は
歯科 10080円(1~2ヶ月に一度、定期的に検査とクリーニング)
耳鼻科 13110円(アレルギー性鼻炎の治療)
眼科 25320円(1~2ヶ月定期的に通院)
内科 8470円(インフルエンザの治療および2~3回程度体調不良による通院)
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合計 56980円
このほかに皮膚科と胃腸科分があるので、結構控除されます。
(私ほど医療費が高い方も少ないのかもしれませんが、
定期的に通っている病院がある方は、それなりの額になっているはずです)