テレビのあちこちオードリーに、やべっち(矢部浩之)が出演していました。
最近は、昔の番組の後日談をすることが多くなりましたね。
若手コンビとしてナインティナインを観ていた同世代の私としては、もうそういう立ち位置なんだとしみじみしてしまいます。
さて、やべっちが過去エピソードを話している中で、
若手時代にどうやって自分のキャラを確立して
役割を担っていくか悩んでいたというお話になりました。
もともと芸人になろうとしたものの、
自分は面白くないと気づいていて、それでもプロの芸人として番組に出演していて
どうふるまっていいか葛藤していたということです。
面白い人は周りにたくさんいる中で自分をどう見せていくか(キャラクターづけ)は、本当に難しい問題だと思います。
でも、それって芸能界だけじゃなくて、組織で働いている人は
みんな経験していることじゃないかと思います。
新卒時、最初の会社はブラックの広告会社でしたが、
毎日終電で帰りながら、これが社会なのかとずっと悩んでいました。
その時の風景は映像としてずっと今も覚えてるぐらい
苦しい日々でした。
その当時の東京本部のトップは、新人の私たちに、毎日のように
「給料泥棒を早く卒業しろ」と言ってました。
営業職の私たちは、毎日、売り上げを上げないと給料泥棒なんだそうです。
世間を知らない新人は、それが社会の常識だと思い、
馬車馬のように働かされます。
私自身は、それで挫折して、のちに転職こそしましたが、うまくいかず
結局、ドロップアウトしてしまいます。
結婚もできませんでしたから、仕事以外で自分の居場所を作るシアワセも実りませんでした。
就職に失敗したいい例ですね。
ですが、わかったこともあります。
いったん、入った会社(組織)では、必要とされる人材となることが
上手になりました。
それは派遣社員で働くようになってからも同様です。
手早く仕事を覚え、
他の派遣やプロパーができないようなことまで仕事を請け負っていきます。
過労死や残業などしなくても、
効率化をはかり、他の新しい仕事もこなしていくと
たいていどこの職場でも重宝されます。
入社前は、何もない派遣社員だったはずですが、
誰よりも仕事を熟知していて、早く処理ができる派遣だと、
よほどの理由がない限り、嫌な想いはしません。
たぶん、これを読んでいる人は、
私がよほど仕事ができる人だと誤解される人もいるかもしれません。
でも、私はどちらかというと不器用なほうです。
コミュニケーションも下手ですし、
PCも昔は強くなかったです。
それでも、ずっとやりながら、自分でも勉強していくと
経験でできるようになっただけです。
だから、自分がダメだとか、
自分に能力がないとか、
職場がダメとか、、、
そう結論づけなくても、期待される何者かになれるんですよ、、、と
そういうお話でした。
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