淡々とビジネスライクに

ナニワ金融道という漫画の中の話です。
主人公の灰原と、後輩の年上社員吉村が
とある取立て業務の際に
ヤクザと絡んでしまい、拉致されるくだり。
そこで、監禁ではなく、軟禁にする意図でヤクザと
食事をとる場面があります。精神的に動揺している吉村は、
お腹が空いてないといって、食べようとしないのを
灰原が足でつついて、食べるように促します。
修羅場をのりきるには、食べれるときこそ
食べなければならないという作者(青木雄二)のメッセージです。

実際、青木雄二は、40代半ばまで職を転々として
苦労のすえ、プロの漫画家としてデビューした経験から
くるお話しだと思います。

先日、辞めたいといって辞めなかった同じ部署の派遣社員。
私が色々と話をきいて、「今やめたら、(次を探すのが)大変なんじゃない」といったときに、
彼女は「でも、派遣会社(R社)が求人内容と違う仕事を紹介したのだから、辞めても次を紹介してもらえると思います」と
当たり前のように返答しているのを見て、とてもびっくりしました。

誰が、最初の更新期間までの3ヶ月ももたない派遣社員の次の仕事を探してくれるのか???

たまに見かけるんですけど、
派遣社員にも結構、自分に甘い人たちがいますよね。
だから、、、いくらプロパー社員に嫌な人がいても、
派遣が絶対正しいとも思わないのです。
本来なら、派遣社員側に立つべきなのですが、
twitterを見てて、疑問に思うことも多々。


派遣会社の営業が全然頼りにならないという話は、
よくあることです。
あるいは、求人と違う仕事内容を言われたとか、、、。
そういうときは、自分で判断して、自分で行動するしかありません。

でも、見方を変えてみてください。
契約と違う内容の仕事で実務経験を積み、スキルアップに役立ったりとか、
次回更新の際に時給アップの交渉材料につかえるとか、
自分自身が面白いと思える仕事だったりとかも
可能性はあるんですよ。


結局、選択とかけひきだと思います。
何を優先して、何を捨てるのか。
相手に貸を与えて、
自分はどういう見返りがあるのか。

感情的になったり、辞めるといわなくても、
淡々とビジネスライクに
「契約にないことはやりません」と

きっぱりと応えてもいいですし、
「ちょっとやってみましょう」と
前向きになってもいいと思うのです。

あくまで、派遣先と自分との距離感の話です。
何のメリットもないようなら全て断るのも(戦略として)ありといえばありです。

一方で
「できない」と十把一絡げに断る派遣を見かけますが、
そういう人がペチャクチャしゃべったり、
ぼーっとしてたりすることも
案外多いと思いませんか?



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