知らなかった訪問看護のシステム

父親の介護のときには、
包括支援センターと連携して
かかりつけの病院の訪問看護ステーションから
看護師が定期的に来てくれて
いろいろと父の病状を相談にのっていただき家族にとっては心強い存在でした。

さて、母が一人暮らしとなりましたが、父と同じような訪問看護師さんは
お願いできませんでした。
母の介護認定は、要支援状態で(腰の骨折はありましたが変更手続きをしていませんでした)、
ベッドを借りて、あと少し点数を遣えば
もう終わりというレベルでした。

(←介護保険制度では、役所がどういう状態かを要介護や要支援のレベル分けをしてそれで受けられるサービスが決まる)

困ったのは、私一人ですべて身の回りの世話をしたところで
いろんな不安感を口走ったり、不安がったりするところでした。
短い期間ならば私が話相手として耐えられますが、
それが1か月超えてくると
精神的にむしばまれてきます。いわゆる介護鬱状態です。
共倒れを覚悟しなくてはいけません。

みなさんは、訪問看護は2種類あるって、ご存じですか?
一つは、病気やケガの具合に応じて介護保険の中(一部健康保険)から
認定に応じて受けられるサービス。
もう一つは、精神科訪問看護というものがあるんです。
母が通院した病院の先生に相談したところ、そういうシステムがあると知り、
ネットで調べたら、精神科を標ぼうした病院が申請したら
その絡みの(精神科専門の)訪問看護ステーションから看護師が
定期的に通ってくれるとのこと。
気になるサービスへの対価ですが、健康保険の適応を受けるということ。
早速、通院している先生にお願いして、申請して、訪問看護ステーションから
看護師さんが毎週来てくれるようになりました。

どうしてこんな話を長々と書いているかというと、
私自身、そんな制度があるなんて知らず、
ずっと一人で不安な母の相談相手になっていたからです。
精神科を標ぼうしている心療内科に通いさえすれば、
誰でも利用できる制度だと多分、一般的にも知られてないことだと思います。
(もちろんお医者さんの同意が必要です)

薬の不安
夜眠れない不安
コロナにかかっているかの不安
いろんなパニック
そういう母の悩みを私一人で対応しなくてよくなり
かなり私は助けられました。
鬱や認知症、パニック障害や適応障害、不眠など
メンタルが弱っている高齢者を家族にもつ人は
知ってほしい制度です。

派遣社員のブログとしては大幅に脱線しましたが
40代後半からの世代のみなさんには近い将来役立つ情報かと
思います。私自身、知らなくて苦労しましたので。

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